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不調改善のカギ~”温める、ほぐす、流す”

キレイのカギ 筋肉・リンパ液・骨格

フランジパニのアロマ経絡リンパマッサージでは、独自の手技で身体の深層と表層の両方に働きかけ、筋肉をほぐし、リンパ液の流れを促し、骨格や関節の歪みを改善します。

例えば、お顔。顔が大きく見えてしまう原因の大半は、頭蓋骨を含む骨格や、筋肉のバランス異常です。加齢や食いしばり・頬杖、寝るときの姿勢などの生活習慣から生じる骨格や関節の歪みは、筋肉を固くし、血流やリンパ駅の流れが滞り、無駄なお肉をつきやすくしたり、タルミ、肌荒れ、くすみなど、様々な原因となります。

痛いマッサージ=効く?? なぜリンパを流すのか 歪んでいる??

痛いマッサージ=効く ???

マッサージの時に生じる痛みには、患部に触れる痛さを除いて大きく分けて2種類あり、それは、痛みの原因から区別することができます。

ひとつは、「筋肉を割ってしまう痛み」もうひとつは「癒着した筋肉をはがす痛み」です。

筋肉は、たくさんの筋繊維が束ねられたような形になっています。それが伸縮することによって、身体が動きます。しかし、筋肉があまり動かないでいると、だんだんと固くなり、コリや疲れの原因の一つとなります。

そこで、しんどいから、肩もみやマッサージをしよう!となるわけです。気をつけないといけないのが、筋繊維の方向です。固まっているものをほぐすからといって、やたらと力を入れてあっちこっちにモミモミすると、痛みがでます。

これが「筋肉を割る痛み」です。さらに、筋繊維の方向に沿っていたとしても、揉み解す力の方向、力加減によってもこの痛みが出てきます。これが一番難しい所で、マッサージの練習をする時などは、練習台になったモデルさんを痛めつけてしまうということが起こったりします。

割らずに固まってしまった筋肉をほぐすには、色々な方法があって、これには経験やテクニックが必要とされます。筋肉をねじったり、ゆらしたり、さまざまな要素を取り入れます。しかし、共通しているのは、 力をかけすぎないということです。

固くなったところを柔らかくした時はついガシガシやりたくなってしまうところですが、人間の身体は外部の刺激から守るように反応するので、強くすればするほど、その場でほぐれたとしても固い身体が出来上がってしまいます。

そして、筋肉自体をある程度ほぐすと、場合によって必要とされるのが「癒着をはがす」のです。これは痛みを伴うことがあります。

固くなった筋肉は、だんだん他の組織とくっついて動きにくくなり、老廃物がたまりやすくなります。例えば太もも、大腿四頭筋。脚のムクミがとれにく かったり、腰痛のある方は、ほとんどの場合この筋肉が硬直し、まわりの筋肉との境目がほとんどわからなくなってしまいます。この癒着をはがすと、今まで固 まっていたものが自由に動くようになるので、筋肉がすぐに柔らかくなりま、す。

この、はがす時が痛いことがあるんですね。ただし、急にははがしません。大腿四頭筋の場合だと、くるぶし、足首、ふくらはぎ、膝の周りを丁寧に揉み解すと痛みがかなり軽減します。

癒着をはがした後は、筋肉がユルユルになります。大腿四頭筋がユルユルになると、キレイな細モモになります。

この二つの痛みの違いは、マッサージが終わったあとに顕著にでてきます。筋肉を割るマッサージの後は、リンパ液が染み出たような感じになり、浮腫ん だりします。はっきり言って、辛いだけのマッサージになってしまいます。なので、痛い=効いている(疲れがとれる)というわけではないんですね。

筋肉が柔らかくなったら、リンパ液を流します。

なぜリンパ液を流すのか??

固い筋肉をほぐした後は、リンパ液を流します。

リンパ液は、人間の体液の一つです。このリンパ液は、身体のすみずみの細胞たちに栄養や酸素を届けてくれるほか、細胞が代謝の副産物として排出する二酸化炭素などの老廃物を運んで、体外に排出してくれるようにします。

リンパ液は心臓から押し出されますが、血管の中を流れる血液とは違い、組織と組織の間をゆっくりと流れています。この流れは、血圧や筋肉・呼吸運動 によって促されます。ということは、筋肉が固いと、リンパ液の流れが滞ってしまい、細胞に新しい栄養が行きにくくなり、老廃物がとどまってしまいますね。 これがわかりやすい見た目として、ムクミになります。また、疲労物質がとどまったままの筋肉は、柔らかくなりにくく、ひつこいコリになります。

マッサージなどで筋肉をほぐすと、こういった老廃物、疲労物質をかかえたリンパ液が染み出たような状態になるのですが、これを流すと楽になります。リンパ液が身体にたまった老廃物を臓器へ運び、解毒、排泄されて初めて疲れの原因が身体の外に排出されるんです。

また、「流す」マッサージは痛くありません。体液を流すのが目的なので、強い力をかけると流れをせきとめてしまいますからね。そして、流す方向も大切です。排水口となるリンパ節に流さなくてはスムーズに排出されません。

このリンパ液を流す手技が、一般的に「リンパドレナージュ」として知られています。筋肉をたくさん使って痛みが出そうなときや、筋肉痛になってしまったときでも、「流す」マッサージをすると楽になります。

筋肉がほぐれ、リンパ液がスムーズに流れるようになると、骨格や関節の調整をする場合もあります。

歪んでいる??

骨や関節の歪みも、トラブルや不調の原因の一つとなります。

例えば腓骨。膝の下にあるスネを形成している2本の骨のうちの、外側の方ですね。歩き方や、様々な原因により、この腓骨に歪みが生じると、外側のくるぶしが、内側のくるぶしに比べて大きく、下にあるように見えます。ふくらはぎの外側が固くなり、足がむくみやすかったり、疲れやすかったりといった不調もでてきます。

ですから、必要な場合は、筋肉、リンパ液だけでなく、骨格や関節へのアプローチも必要となってきます。筋肉がほぐれると、骨格も動きやすくなります。骨格の歪みが改善されると、筋肉がさらに柔らかくなります。身体を構成するすべての部位が因果関係にあるので、筋肉が先か、骨が先か、というのは常に論争の対象です。

フランジパニでは、リンパドレナージュだけ、または筋肉をもみほぐすだけ、骨の調整だけ、のマッサージはご用意していません。それは、「ほぐして流す」この二つの要素を組み合わせることによって老廃物が排出され、疲れがとれる、楽になる、と実感していただけるからです。

お客様の身体にあわせて筋肉のアプローチとリンパ液・リンパ節へのアプローチのバランスをとり、それぞれの状態にあったマッサージへ組み立てます。